折りたたみ式茶室屏風について
茶室には日本文化芸術の様々な要素を含んでいます。
その茶室を和紙を利用した屏風の形で作ったのは今から200年以上前、本願寺第十八代宗主文如上人(1744~96)である。
上人は詩歌・書・絵画など多趣味な方で知られるが中でも茶道をこよなく愛好され究極の茶室として組立て式移動型茶室屏風を利用されたと伝えられている。
(組立式茶室”蛍籠”は西本願寺所蔵)この蛍籠に触発され現代の職人が最高の技術と材料を使いオリジナルに迫れるか挑戦して作られたのがこの折りたたみ式の茶室屏風。
手軽に運べて組立ても僅か10分。
組み立てた寸法は約 縦:180cmx横:230cmx高さ190cm
畳3畳の広さ 収納も約100cmx190cmx12cmの3つの箱に簡単に納められる。
床が平らならどこへでも運べ海外のイベントにも最高。貸し出しも可能。
詳細情報
組立てた状態
縦:180cm x 横:230cm x 高さ:190cm
折り畳み状態
縦:100cm x 横:190cm x 厚さ:12cm
3ケースに収納
- 壁
- 5曲半双 x 2
5枚折り屏風1双(半双x2)を組み合わせ壁面としている
床の間以外の壁にはすべて木綿の紗を貼った障子や萩の暖簾が組み込まれている。 - 天井
- 2曲半双 + 1曲
天井は2枚折りの半双と1枚からなり2枚折りの回りの部分は柿渋の和紙を網代風に編み中は木綿の紗が貼られている。
手前座の天井は1枚で萩の暖簾でできている。 - 畳
- 3畳(国産本藺草)
- 下地骨組
- 杉材(秋田杉 白杉・赤柾)
- 上貼り和紙
- 国産純楮紙(越中悠久紙)
- 天井網代
- 渋紙(土佐柿渋紙)
- 床柱
- 北山磨き丸太半月(京都産)
- 竹 格子
- 黒竹 吊棚:白竹
- 押え竹
- 煤竹
- 萩戸中簾
- 萩(関東産)
- 吊棚
- 桐(会津産)
- 障子紗布
- 綿
過去設置例
2008年02月02日
ギンザ・コマツ”アミュゼ”
モダンと日本古来の美を融合した空間に
茶室屏風が出現!
三味線家 都一中さんの一中空間に
お茶と茶室の関係に学んだ、
理想的な一中空間が現れました。
レンタル料金
マスミ東京では折りたたみ式茶室屏風の貸し出しも行っております。 設置場所、期間、イベント内容を事前にご相談ください。専任のスタッフが会場までの搬入、搬出、アテンドを行います。
- 折りたたみ式
茶室屏風
レンタル料金 - 1日 20万円(税別)
搬入日、搬出日が本番日と異なる場合は別途申し受けます。
費用には搬入搬出の運搬費、組立費、アテンド費が含まれます。
※上記価格は参考価格です。設置場所、期間等により異なります。まずはお問合せください。